観光業界の復活と発展に合わせて
「今、現場で何をすべきか」が分かります。

ここ数年、観光業界は激流に翻弄されてきました。しかし今、「いよいよ観光が復活!」といってよいでしょう。停滞していた間にもテクノロジーは進歩し、観光業界のみならず世間一般に大きな影響を与えてきました。DX(デジタルトランスフォーメーション)、オンライン会議・講義、AI(人工知能)の進化(ChatGPT)など。
観光業界が、復活どころかさらに発展し日本経済を支えていくためには、こうした最新のAI技術やデジタルアプリにも敏感に柔軟に対処していく姿勢が求められそうです。一方では、これらにやみくもに飛びつくのではなく、観光経営の理論や現状に照らし、どのように役立たせることができるのかという姿勢が必要なのではないでしょうか。
本セミナー前半の「レクチャー編」では、経営学全般(経営戦略、マーケティング、組織論、会計学)の基礎を学んでいただきます。それらをベースとして後半の「体験編」では、改革のアイデアを実践するうえでの課題を示し、さらにその課題を乗り越えるための演習や模擬体験も用意しました。
セミナー終了後には、あなたが現場に戻って取り組むべきそれぞれの方向性やノウハウなどが、形を現しはじめることと確信しています。
- 前川 佳一
- 京都大学経営管理大学院 特定教授
レクチャー編 概要
令和5年8月8日火/9日水/22日火/23日水/29日火
- 実践地域が輝き続けるための、観光地域戦略とは?
- 理論経営戦略
- 理論マーケティング
- 理論組織経営
- 理論観光人財マネジメント
- 理論DXの基礎と応用
- 理論管理会計
- 理論デザイン思考
- 観光経営に関する講義
- 経営戦略、マーケティング、組織経営、人財マネジメント、管理会計、観光マネジメントを理論と実践面から考えます。併せて、最近急速に普及がすすむデザイン思考、DXの基礎と応用を学びます。
体験編 概要
令和6年2月開催予定
(3日間程度を予定)
レクチャー編での観光経営に関する学びをもとに、DX技術を応用し、観光業が直面する事業課題を考え、解決のプロセスを体験していただきます。
- 体験観光課題の解決プロセスを体験する(4コマ)
- 自身の事業を変革することを想定し、観光関連事業の経営・運営上の課題を取り上げ、DX手法を用いてソリューションを導き出すプロセスを体験していただきます。
- 体験観光サービスをマネジメントする(2コマ)
- 観光のサービス・プロダクトを作る「プロジェクト」を成功に導くには適切な「プロジェクトマネジメント」が必須です。プロジェクトマネジメントの世界標準である「PMBOK」を通じて、必要なプロセスや知識の全体像と実践における注意点を学びます。
- 体験受講者のリアル課題を考える(3コマ)
- 観光事業の現場に見られる実課題について考え構想するために取り組んでいただきます。 課題解決のためのヒント(観光施設のDX事例、DX時代の情報セキュリティなど)や課題分析ツールをもとにグループで討議します。さらにそれを受講者個人の場合に当てはめて考察し構想をつくってみます。
- 発表・講評(2コマ)