12月10日 インフラ物性研究機構主催講演会を開催しました。
- 日時
- 2024年12月10日(火)13時30分~15時
- 題名
- 『放射光X線CTを用いた社会インフラの経年劣化解析と今後の展望』及び『X線CT計測と画像解析の現状と今後の展望』
- 形式
- オンライン(Zoom)+ 会場
- 結果
2024年12月10日(火)、坂井特命教授による「放射光X線CTを用いた社会インフラの経年劣化解析と今後の展望」、上杉健太朗氏による「X線CT計測と画像解析の現状と今後の展望」をテーマとした講演が行われ、会場10名、オンライン31名の方々にご参加いただきました。
講演では、坂井特命教授からは、阪神高速道路の現状と点検・維持管理の取組み、橋梁の課題(RC床版疲労損傷、ポットホール損傷、等)、喜連瓜破付近の大規模更新事業、ASR補修対策等の大規模修繕事業等のご紹介とともに、社会インフラの劣化現象の解明に向けたSPring-8の活用、コンクリートと舗装供試体の検証、老朽化の評価と今後の展望等についてお話をいただきました。また、上杉様からは、SPring-8でのX線CT画像の計測に関するこれまでの取組と問題点のご紹介とともに、自動CT計測装置の利用やスパコンとの連携といった今後の対応策についてお話をいただき、ご参加者と活発な意見交換が行われました。